たかしま生きもの田んぼ・コジコメフォトギャラリー
新しい情報は下方向です ↓ 最新情報2016年2月 


                                              トップに戻る


1.たかしま生きもの田んぼ米 産地合同視察①

「たかしま生きもの田んぼ」プロジェクトについて。
平成20年7月13日滋賀県高島市ヘ無農薬米の産地視察に行って参りました。
何が凄いかって、田んぼに60種類の生き物がいます。
実際に自分の目で見て生産者の話を聞いて、環境に対しても作り手に対しても
さらに生きものに対しても“やさしい”んです。
そんな琵琶湖の北西に位置する高島市針江地区の農家による生物多様性保全策の写真をご覧下さい。

「魚のゆりかご水田とは?」
かつて琵琶湖周辺の田んぼは、フナ、コイ、ナマズなどの魚類にとって絶好の産卵場所でした。
しかし、琵琶湖の総合開発やほ場整備事業によって、 田んぼと水路との間に 大きな落差が生じ、
また、農薬、除草剤などの開発で農業は楽になりましたが、どじょうやメダカなどの魚にとって
住むことのできない田んぼになってしまいました。
鮒寿司の材料として滋賀県で長く親しまれてきたニゴロブナも激減し,
その魚などを餌としていた コウノトリなど 他の生き物の姿も見えなくなりました。

そこで「魚のゆりかご水田」により、魚道づくりや魚に優しい農業を通して、
人と生き物が共生する、元来あるべき姿を取り戻そうとし、
創造していくものが「魚のゆりかご水田プロジェクト」です。

http://www.city.takashima.shiga.jp/ikimonotanbo/

乙女ヶ池 琵琶湖に隣接する乙女ヶ池、
こんなにいいところなんです。
真ん中にダルマガエル オオアオウキクサの中から顔を出す、
環境省レッドリスト最新版において絶滅危惧IB類に
指定された「ナゴヤダルマガエル」(今津浜分にて)
魚道 たかしま流L字式千鳥X型魚道、琵琶湖からこの水路を
なまず、鮒、どじょうなどの魚が遡上してきます。
写真の右手が下流の琵琶湖方面、左手から比良山系の
伏流水が流れ出ています。
圃場と水路との落差をこの魚道で解消し、
魚が遡上しやすいように改良してあります。
(今津浜分)
琵琶湖から上がってきた鮒が簡単に取れます。(今津浜分)
後方に比良山系 生産者の方たちのお話を、同行した勉強会メンバーは、
興味深く聞き入っています。(今津浜分)
稚鮎 これも先程の水路で琵琶湖から天然遡上した稚鮎が
目の前で網ですくえました。
田んぼの水路で獲れるなんて、これは驚きです。
(今津浜分)
ビオトープ 田んぼのまわりには、生きものが生存できるようにビオトープを
設置、中干し期間は、ここが魚たち水生生物のゆりかごに
なります。
魚たちにとって、水田は、単なる湿地なのです、
そこへ人間が稲を植え米を収穫している、
なので大切な自然との融合を第一に考えれば、
必ず動物達は、確実に答えを出してくれます。(今津浜分)
オオアオウキクサ 田んぼの一面に繁茂するオオアオウキクサが、
有害な雑草類の発芽を抑制、苗も間隔が広いのが
お解りになると思いますが収量よりも品質を重んじるのです。
(今津浜分)
ナゴヤダルマガエル(おたまじゃくし) 昨年までは、ほとんど見なかったナゴヤダルマガエルの
おたまじゃくしがビオトープですくすくと育っています。
(今津浜分)
ニゴロブナ 今では貴重な鮒寿司の材料になる、ニゴロブナも
増えてきたそうです。(今津浜分)
生産者堀田さんと石津さん 生産者の堀田さん(左)と石津さん(中)と3ショット・・・
(今津浜分)
堀田さんの水田 堀田金一郎氏の調査対象水田(今津浜分)
取水口 中干しした羽二重もちの圃場に取水口からこうして水を
取り入れます。
大輔君 常に稲の生育状況を観察し、記録、管理して農作業は、
日夜絶え間なく続きます、写真は、石津氏のご長男大輔さん、
まるで我が子を育てるように日々勉強しいい米作りの為に熱い
眼差しで奮闘していました。
古代米の黒米 無農薬栽培の古代米(黒米)の田んぼです。(針江)
古代五色米おはぎ 古代五色米(もち米)で作ったおはぎを
御馳走になりました、
全て無農薬で栽培した雑穀です、
超~!美味しかったです。(針江)
川端(カバタ) 生水の郷(しょうずのさと) 針江 この地区は、比良山系からの湧水が
豊富で何処の家も勝手口に、野菜やすいかを冷やす
川端(かばた)が有ります、もちろん飲料水としてもおいしい。
この地域の水の良さが分かります、まさにエコ、
自然って大切ですね。
深くなっている四角い枡の右上に(ちょっと分かりづらいけど)
見えるのは、タナゴなどの魚が群泳しています。(針江)
広大なビオトープ ここもビオトープ、一見ほったらかしの休耕田に見えますが、
田んぼから直接水を落とさずに、ここで濁り水を落ち着かせます。
ですから琵琶湖へ濁り水を流さない大切な湿地帯なのです、
しかも水生生物にとって絶好の繁殖場所なのです。(針江)
水路のヘビ 目の前に現れた、シマヘビ?結構大きい!
カエルを狙って来ているそうです。

                                         トップに戻る    

2.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察②
平成20年9月20日 前回の視察に続き2回目の訪問です。
どうしても収穫時の圃場が見たくて一年で一番お忙しい時期と知りながらお邪魔してしまいました。
それでも快く案内していただいた石津さんには感謝感激です。
今回は、無農薬米の成育状況とやはり無農薬で採れる雑穀にひじょうに興味を持ちその見学をさせてもらいました。

このページトップに戻る

ミルキー水田 新しい看板も立ち、いよいよ刈り取り間近かの
ミルキークィーン、どっさり重そうにこうべを
垂れておりました。
納豆用大豆 こだわりの最高級納豆用の大豆はサヤがかなり小さい、
農薬を使わないので、葉が穴ぼこだらけですが、
この方がむしろ実には良いらしい。
大納言小豆の花 あずきの花は自身初めて見ました、
大納言小豆の花は超~きゃわいい!(針江)
分結 見事な分結、植えつける本数が少なくても、
間隔が広いので多収穫、味もいい。(針江)
羽二重糯 高級和菓子の材料、羽二重糯(もち)も、
こんなに見事な出来栄え。(針江)
緑米 珍しい、緑米の出穂。(針江)
黒米 突然変異で赤くなった黒米の葉は、
田んぼアートに使えるそうです。(針江)
黒米 12枚上の写真のほぼ同じ位置から写した
古代米(黒米)の稲穂もこのように成長しており、
収穫が楽しみです。(針江)      
トップに戻る





3.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察③
平成20年10月19日(日)その後のたかしま田んぼの様子と生産者の方達、農業振興課の職員さん、
開発に携わるアミタ持続可能経済研究所の方達とゆっくりお話が出来ました。
偶然にも、スポレク滋賀2008のトランポリン会場に高島市がなっていた為、
その会場にお邪魔していろいろな情報や環境などについても伺い、
特に石津さんの自然に対する思いやりや、共生のお話には、心動かされるものがあり感動しました。
他の米屋さんと違い能力の無い自分なので、現地に足を運ぶしかないと思い
スケジュールを調整、大いに勉強になりました。
そして暖かく迎え入れていただいた、
たかしまの皆さんには口では言い表せないほど感謝しております。
このページトップに戻る
ふるまいコーナーでも、たかしま田んぼ米のPRを
パネルでアピール。
炊き上がったと思ったら、中学生が早速、
列になって炊き立てのおいしいご飯を
求めていました。
試食というよりふるまいなので、お茶碗に一杯、
隣りのコーナーには焼肉や味噌汁などと
組み合わせれば1食助かっちゃう!
アミタの大石さんもお手伝い(右)
こんなに大きなお釜でたかしま田んぼ米を
たくさん炊いて準備に余念がありません。
とち餅や地元の名産品もたくさん並べられ
食通にはたまりません。
たかしま田んぼ米の販売コーナーでは、
その取り組みの説明を来場者に、
丁寧に説明しておりました。
付加価値の高いたかしま田んぼ米は、
化学農薬、化学肥料、栽培中不使用。
市職員の石田さんも販売コーナーで奮闘中です。
帰り際に無農薬の枝豆を目の前で採ってもらい
お土産にいただきました、これ以上
新鮮なものは無いですよね。
7月に見学した堀田氏の圃場脇のビオトープは、
植物が生い茂り、水生生物も安心して繁殖したらしく、
水を抜いたときには物凄い数の稚魚が取れたそうです。
(堀田氏談)(今津浜分)
もうすっかり秋の気配でコスモスが田んぼの
まわりを綺麗に色取っておりました。
(今津浜分)
新しい看板はとても分かりやすくて良いデザインですね。
稲刈りが終わった瞬間から、
もう次の栽培期間だそうです。
エッ!似合わないって?
派手なシャツのオヤジは私です。
(今津浜分)
石津さんの畑でいただいた無農薬の枝豆を、早速ウチに帰って
愚妻が作りました。
枝豆ご飯(梅干しと明太子で味付けの炊き込み)、
この時期に夏のご馳走を贅沢にいただけました。
トップに戻る





4.たかしま生きもの田んぼ米 店頭イベント!第1弾
平成20年11月15日(土)たかしまフェアと銘打って滋賀県高島市の生産者7名
アミタ持続研2名が上京してくださり、別会場の川崎小島米店さんの2ヶ所の会場に
それぞれ数名づつ別れて店頭イベントを開催しました。
天気にも恵まれ、当店では、餅つきや名産品などを並べ取り組みについて
説明や販売など当日は、たかしま一色になり農家のご苦労なども
直に聞くことができました。
特に無農薬で栽培した幻のもち米“滋賀羽二重糯”を臼、杵で搗いた
あんこ、きなこ、辛味もちにお客様が殺到、5臼あっという間に完売、子供達に
は、小さい杵で餅つき体験をさせてあげるなど、消費者サービスもバッチリでした。
他に、きなこ、雑穀、野菜、蒸し大豆、ジャム。
そして、たかしま生きもの田んぼ米はコシヒカリ、ミルキィークィーンの白米黄金ブレンド
とミルキー100%玄米をご試食いただきながら、お試し2合パックの販売。
関東では、珍しい滋賀近江米の紹介、やはり有機農法に対する関心が高いと
いうことも実感いたしました。
当日お見えになった同業のおこめのヒロタさんのお客様の『もぐらとらっこのたびはつづく』
ホームページですがこの取り組みにもご興味をお持ちになり掲載いただきました。
どうかご覧下さい。
そしてご近隣の協力で隣りの駐車場にてミニライブも同時開催、癒し系ミュージシャンよる
演奏でイベントに花を添えてもらいました。
このページトップに戻る
後ろには、プロジェクトのPRボード、その前で最高の
パフォーマンスである餅つきを実演していただきました。
杵を振り上げるは、若手のエース生産者の糟貝君、
返し手は、田村さん、今日は鍬や鎌を持つ手を臼杵に
変えて奮闘中!
有機農法についても、
お客様へ懇切丁寧にお伝えし、
ご理解いただきました。
人気のつきたて餅、お味は、あんこ、きなこ、辛味もちを用意
かわいい杵を持たして餅つき体験させて
あげました。
ご褒美に自分の搗いたお餅をあげると
大喜び、堀田副会長(右)も楽しん
でおりました。
お揃いのTシャツでスタッフ勢ぞろい!
同時ミニライブは、癒される音楽『歌心塾
雰囲気作りをお手伝いいただきました。
もっと聞きたい方は、ライブ活動もして
おりますのでアクセスして下さい。
トップに戻る






5.冬のたかしま生きもの田んぼ米 産地視察④
平成21年1月4~5日 お正月休みを利用して、又々お邪魔しました。
とは、言うものの京都観光しての帰り際に立ち寄った次第です。
宿泊は高島市マキノ町、中心部からほんの少し車で走ったところですが、ここにも
自然がイッパイ!、お天気も北陸方面と同じで、一面銀世界、高原有り、
スキー場有りのリゾート地なのです、しかも今だ普通に生活をしている“在原集落”
は必見です。水がいいので良い米も採れます。
冬のたかしま田んぼなども見てまいりました。
感動は、昨日生まれたばかりの小牛です。
昨日生まれたばかりでも立派に立ち上がる子牛は、
丑(ウシ)年の牛です。名前は??。
(今津浜分)
堀田副会長の牛舎、搾乳などの仕事は、
365日無休の過酷な職業ですが、動物達の
可愛さで救われるそうです。(今津浜分)
たかしま有機農法研究会堀田副会長と・・・・(今津浜分)
この時期は、田んぼに水を取り入れないので魚道も
ひっそりとしておりました。(今津浜分)
環境保全の観点からもっと多くの魚道を完備する必要も
出てくるとは思いますが、私達も何か出来る事が
有りますでしょうか?
後日ライトエイトアクションが発案されました。
(今津浜分)
冬の間もビオトープは、様々な動物達が越冬し、
着実に春を感じているはずです。(今津浜分)
比良山系に降った雪が、伏流水になってこの水路や田んぼ、
生水の郷の川端など、はては琵琶湖へと注ぎ込み、
関西圏最大の大事な水源となります。(今津浜分)
当店で扱っているアドベリージャムの生産加工販売を
手掛けている(有)グリーン藤栄さんの梅村さん。
たかしま有機農法研究会副会長で真ん中は御子息の泰彦さん。
(安曇川
圃場には、こんな看板がありました。
下の青い部分には↓
「高島市うおじまプロジェクトは、うおじまを復活させることで
失われた琵琶湖の環境をとりもどす取り組みです。
まずは、この豊かな自然が今なお残る街、
高島市からスタートです。」と書かれています。
http://www.osakana-huyashitai.jp/
左下に僅か見えるのが、環境にやさしいソーラーポンプ
冬季は、この先で通行止め、山間部の棚田がここにも有りました。
マキノ町在原(ありはら)
それほど観光地化されていないので、ひっそりとして、
とても風情がありました。
マキノ町在原(ありはら)の集落
生活感漂う茅葺屋根、現存する為にも手入れや修復など
メンテナンスが最大の課題であるということは
言うまでもありません。マキノ町在原(ありはら)
この辺りから人里離れた部落って感じです。
マキノ町在原(ありはら)
メタセコイア街道は、約2kmマキノ町の名物の一つです。
(マキノ町牧野)







6.たかしま生きもの田んぼ米 第1回全体会
平成21年2月8日(日)横浜のホテルキャメロットジャパンにて“たかしま生きもの田んぼ米”全体会を開催しました。
高島市農水課八田氏、たかしま有機農法研究会副会長梅村氏も出席いただいて
販売店8店舗10名、アミタ持続研2名、オブザーバー1名、総勢15名で会議が行われました。
このページトップに戻る
横浜駅から程近いホテルキャメロットジャパン
会議室にて行いました。
販売店は、若い参加者が多く、環境保全などについて
活発な意見が多く出てひじょうに有意義な一日です。
ホテルの食事を摂りながら、ちょっと贅沢ですが、
参加者全員和やかな意見交換が行われました。
生産者や高島市からは、取り組みについて詳しい説明があり、
販売店からは各店の販売状況や今後の方針などプロジェクターを
使用しての説明がありました。
トップに戻る








7.たかしま生きもの田んぼ米 産地合同視察⑤
平成21年8月2日(日)当店としては2回目の合同視察です。
初参加の米穀店も有り、何ヶ所もの圃場を回り生産者から詳しく栽培状況を
説明してもらいました。今回は、今までと違った圃場や地域を見学させてもらいました。
農薬や化学肥料を使わずに生産するということが実際の目で見て、田んぼに入ってみるといかに大変かが
よく分かります。
このページトップに戻る
直前までドシャ降りだった雨も急激に回復して
我々を歓迎しているかのようでした。(今津浜分)
米穀店グループのメンバーもすかさずデジカメでこの状況
を細かに撮影し自店のブログなどにアップしたり、
販促に繋げていこうとしています。(今津浜分)
青々とした出穂時期の圃場、どんどん田んぼに
入っていって生産者の方に色々な説明を受けております。
(今津浜分)
アミタ持続研の本多主任研究員が調査用玉網で
瞬く間に捕獲した、シマドジョウやウキゴリ。
(今津浜分)
前出の梅村氏が今回も同行、視察のご案内をしていただきました。(今津浜分)
水路で網を入れると丸々太ったウキゴリをすくうことが出来ます。
(今津浜分)
除草剤を使用しないと、このようなオモダカという雑草が
所々に顔をみせますが、花はことのほか可愛いのです。
(今津浜分)
ドジョウやカエルを狙ってかアオサギが飛来しています。
より自然に近い栽培方法をとっている為、
あらゆる環境保護に繋がり、生物多様性保全策の
一部を見たような気がします。(今津浜分)
この稲は、京都新聞にも取りあげられたササニシキですが、
東北でも生産が激減しているがふっくらと柔らかい性質で
固定ファンも多い、21年産から入荷予定ですのでご期待下さい。
(今津浜分)
是永氏自作のチェーン除草機、人力による体力の
要る作業ですが、奥様と二人三脚で除草するそうです。
(今津町椋川)
里山の風情が色濃く残る椋川(むくがわ)の集落、
前方の茅葺屋根が“おっきん椋川交流館”、
地域の住民皆さんでこの村を守っているそうです。
又、この地域は福井に隣接しており冬は豪雪地帯、
分水嶺を越している為、川の水は琵琶湖ではなく
日本海に注いでるのです。(今津町椋川)
マキノ地区の高木氏圃場脇にある巨大なビオトープの
調査をする本多主任研究員、一網入れれば必ず
何種類かの生き物が入ります。(マキノ町小荒路)
たかしま有機農法研究会同行メンバーは、左から梅村さん、
石津さん、梅村(泰)さん、釆野さん、足立さんです。
(マキノ町小荒路)
イモリの幼体です、調査結果によると60種類以上の
動物を確認することが出来るそうです。(マキノ町小荒路)
私の手にしているのは、トノサマガエル?ナゴヤダルマガエル?
水生生物のミズカマキリ。
梅村さんと名人足立さんに囲まれて記念撮影。
当店は必ず夫婦で参加します、やはりお客様に
接する機会が多いのは、圧倒的にカミサンです、
説得力を増す為にも夫婦共々勉強しております。
雨上がりの為、水路は濁っておりましたが、
それでも多くの生きものに会えます、
動物達には大切な魚道なので管理も大変でしょうが、
より増設を願っております。
こちらの景色はマキノ高原(マキノスキー場など)へ
向かうところです、メタセコイア街道から撮影。
マキノ町牧野
釆野(うねの)君はアメリカでの農業実習も経験した
若手の実力者で、英語も喋れるんです。
彼のブログを紹介します。http://blog.uneno.net/
牛耕やハサガケ(この地域ではイナキ干しという)など、
本当に昔ながらの農業を体を張って実践している是永氏、
詳しくは↓
http://mukugawanosato.blogspot.com/
このブログも面白い!
トップに戻る







8.たかしま生きもの田んぼ米 店頭イベント!第2弾!
平成21年11月15日、昨年は当店と川崎の小島米店の2店舗で実施したPRイベントを今年は吉祥寺の『かない米店』で開催しました。
http://kanai-come.com/ブログはhttp://blog.kanai-come.com/
巨大な商業地として有名な吉祥寺駅周辺の商店街で住宅地を控えているため、人通りがひっきりなし
たかしま米の試食販売など農家さん自ら取り組みの説明をしていただきました。
お米のほかに、たかしまの産地特産品や藁なっとうなど全て有機農法で生産されたものも販売して
一日賑やかなイベントとなり大盛況のうちに終了しました。
このページトップに戻る
店舗左手に山積みされた、大根、柿、椎茸など、右側に
たかしま米、羽二重糯や納豆を並べ、店内は
生きもの田んぼのポスターやDVD映像で来場者にPR。
地元ケーブルテレビ局やFM局、新聞社などの取材も
多数入り、やはり注目度が普通の米と
違うのを感じました。
お客様には、何日も前から看板やチラシなどで告知を
していた為、通常は定休日なのに、この日は大勢の
来場者がありました。
無農薬栽培の採れ採れの大根は安心して葉っぱも
食べられる、香りのいい原木椎茸や富有柿も
見事な出来栄えです。
東急デパート、吉祥寺サンロード商店街などへ通ずる
商店街で、ひじょうに人通りが激しい立地です。
中央チェックのシャツは、若米会会長の志村君です、
わざわざ小田原からお手伝いに来ていただきました。
彼は自分でも田んぼで米を作っているバイタリティー
溢れる若者で“たかしま生きもの田んぼ米”販売店グループの
一員です。
野菜や羽二重糯の丸餅も人気で早くも完売、魅力ある店作りや、
確かな商品を日頃から販売している為、お各様も絶えることなく訪れ、
生産者のきめ細かい説明に納得して買っていかれるようです。
お米の試食を配り、「このお米、僕が作ったんです!」と、
元気な声は、釆野君です。
ついつい自転車を止めて、興味をそそる即売品が
沢山並んでます。この取り組みに大きな影響力を
与えているスペシャリスト集団“アミタ持続研”の
上級研究員大石氏(写真左)も当日は京都から
イベント全体の監理監修の為に上京。
一日忙しく働いておられました。
店構えは、なんともレトロチックな“かない米店”は
大正時代の建物、営業は約60年も続けている老舗です。
たかしまの‘のぼり’たなびく前で取材に応じるのは
若手のエース糟貝君、これからの農業を支える貴重な
存在です、このような若い人が多いのも
この研究会の特徴です。
右がかない米店の3代目金井一宏君で環境に関しては
スペシャリストともいうべき青年で、本日21年度から始動した
1㌔8円基金『ライス8アクション』の贈呈式も執り行われた。
生産者代表、梅村氏、堀田氏と記念撮影
一人お揃いのTシャツを着ていない、販売店グループの
リーダー川崎の小島米店社長・小島晃氏も
駆けつけてくれました。
最後にかない米店社長を囲んで、みんなで記念撮影
前列左から、私、糟貝君、金井大旦那、梅村氏、堀田氏、
後列左から、私の愚妻、梅村(康)君、金井奥様、金井若奥様、
釆野君、足立氏、金井君
『Rice8action』(ライスエイトアクション)とは?  京都新聞掲載

          “田んぼの環境づくり基金”

ライスエイトアクションの8(エイト)は末広がりの八、横にすれば∞(無限大)。
田んぼが育む様々な生きものたちと、こだわりの農家、そして米穀店と食べる方。
ライスエイトアクションは、お米にかかわる多くの想いをつなげ、食と環境を守り育て続けるための活動です。
◎たかしま生きもの田んぼ米1kgご購入いただく毎に、8円を基金として積み立てます。
◎基金は、水田魚道やビオトープの設置など、田んぼの環境づくりに投資します。
◎積立状況や田んぼの環境づくりの様子は、店頭やホームーページ等でお知らせします。

           たかしま有機農法研究会 × 関東・東海地域環境保全米支援店 2009

トップに戻る
このページトップに戻る
                        


農林水産省WEBサイト 特集 生物多様性(2)
生きものを育てる稲作農家の挑戦
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1009/spe1_02.html



9.たかしま生きもの田んぼ米 第2回全体会(販売促進会議)

平成22年3月14日(日)東京世田谷で行われた販売促進会議は、当店が加盟している祖師谷みなみ商店街の振興会館ビル3階の
大会議室で開催しました。
ここは小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から1分と便利も良く、以前円谷プロ本社(砧)が有った関係で3つの商店街が
一つになって『ウルトラマン商店街』が誕生し、様々な事業に取り組んでいるところです。

今回の会議は、20、21年産の販売状況、又、22年産の作付け状況などの報告。
販売店側のたかしま米の売れ行きや各店のアイディア工夫などの発表とライス8アクション基金の期末状況等を
食事を挟みながらディスカッション、12:00~16:00の長い時間を掛けてじっくり話し合いを行いました。
又、オブザーバー参加の㈱愛植物設計事務所から長崎県対馬での農業環境づくりに対する発表もありました。

参加者は、たかしまから生産者5名、アミタ持続研1名、米穀店7軒9名、オブザーバー2名の合計17名で行われました。


プロジェクターを使用し、生産者側の販売実績等の報告、
21年産からササニシキの生産も始まり、滋賀県奨励品種への
申請の報告など、盛りだくさんの議題を一つ一つ進めていきました。
又、この全ての取り組みが評価されて農水省の
田園自然再生活動コンクールにおいて、
たかしま有機農法研究会が『農村振興局長賞』を受賞しました。
取扱い米穀店においても大変輝かしいことであり、
拍手喝さいを関係各位に贈りたいと思います。
ライス8アクションの報告では積み立てた基金でたかしまの間伐在を
使用した魚道を作る予定とのことです。
又、転作作物の大豆などの報告、昨年の日テレ系ニュースゼロ、
タッチザエコなどメディアの取材対応についての
報告も有りました。
今年度から全てのたかしま生きもの田んぼ米の圃場には、
魚道やビオトープなどを設置する予定だそうです。
長崎県の対馬と言えば韓国も見える国境の島、
そこに「ツシマヤマネコ」が生息しています。
かつて「とらやま」とも呼ばれていたその動物が50年前には
300頭近くいたが、今では100頭程度に激減、
エサになるカエルやネズミが住む田畑が減ったのが
原因とされています。
今回オブザーバー参加の環境省から受託業務㈱愛植物設計事務所
趙 賢一社長からは対馬の環境を守る活動を
発表していただきました。
http://twcc.cool.ne.jp/center/leaflet/leaflet.htm








このページトップに戻る
トップに戻る

10.たかしま生きもの田んぼ 産地視察⑥
平成22年3月21~22日 またもや単独訪問ですが、何度行っても驚きと感動の連続です。
たかしまには、トキやコウノトリのようなスーパースターはいないけど、その代わり何十種類もの動物がいるんです。
環境保全の最先端、自然の中に人間も生き物も融合している数少ない地域でしょう。
正に今回は、その不思議な場面に遭遇しました。
普段森や林の中に生息しているカスミサンショウウオ、体長10センチ程度の絶滅危惧種に
指定されている、生きものの卵から子供が産まれる瞬間を目の当たりにしました。
当日は生憎の冷たい雨、毎回お世話になっている石津文雄さんに案内されたのは、以前に何度か視察した
大型ビオトープ、そこで見たものは、卵嚢から飛び出るカスミサンショウウオの幼生でした。
後日作って1年足らずの堀田さんのビオトープ(しかも住宅が近くに立ち並んでいるのにも関わらず)でも、
たくさん見つかり、朝日新聞に掲載されました。


貴重な品種、赤大豆きな粉の焙煎をしている作業中に
お邪魔をしてしまいました。
この焙煎のさじ加減が難しいらしく熟練の域に達した石津さんの
腕の見せどころです。(針江)
これは、青大豆を粉に挽いているところ、赤大豆同様物凄く甘味が
有って美味しい大豆なので、きな粉にしても砂糖を入れなくても
甘味を感じる香り高い最高級の製品が出来上がるんです。

冬季限定で当店でも扱っていますので、ご賞味下さい。
と、突然、雨の中、石津さんに圃場脇のビオトープに
連れて来られた、何かと思いきや、な!な!何と
カスミサンショウウオの卵がそこに・・・(針江)

なんともグロテスクですが、水の中からそーっとすくって手にとってみると、
卵嚢(らんのう)の中では、2-3ミリの子供が動いています。
とにかくこれは凄いことなんです!環境省レッドリスト、絶滅危惧Ⅱ類の生物が、
たかしまの田んぼを子孫繁栄の場に選んでしまったのです!!
同時に堀田さんのビオトープにも見つかり、朝日新聞の記事は
こちらです。
【サンショウウオの卵発見!! 希少種再生の息吹/高島のビオトープ】
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001004080003

着実に自然環境が蘇っている証でしょう、
何十年も農業を続けている石津さんも驚いていますが、
体長10センチ程の親は、一度も見たことが無い、
林や森に住んでいるということですが、不思議なものですね。
全ての指定水田には、生きもの共生策として、
ビオトープ、魚道、カエルスロープ等を
何かしら設置する計画です。(針江)
近江今津からマキノ方面を望む、前方右手に桜の名所でもある
海津大崎、琵琶湖の上流でもある湖西からも汚れた農業廃水を
出さないことがこの美しい琵琶湖を守ることに繋がるのです。
一度や二度訪れたぐらいで滋賀の良さは、分かりません、
竹生の夫婦桜や畑の棚田などまだまだ見たいところが
沢山有ります、まずは“春風に乗って出かけよう”
(近江今津)
堀田副会長の遠赤乾燥設備、乾燥後籾貯蔵も出来、
プラントの費用もかなりのものですが、いい米を作る為にも
必要不可欠です。(今津下弘部)
糟貝ファームの乾燥機も、現在主流の遠赤で従来のものより
燃料費が大分節約できるそうです。
若手のホープ糟貝君の圃場も案内してもらいました。
後ろの森は、自衛隊の演習基地で平日は大砲や銃の音が
頻繁に聞こえるそうです。(今津下弘部)
ここの圃場にもビオトープが作られていました。
これから水を張って種籾をここで作ります。(今津下弘部)
田村さんの圃場での亀カエルスロープは、水位によって
高さが変わる仕組みで、このスロープを亀やカエルが
上りやすくする為の工夫が施して有ります。(安曇川)
初めてみたカエルスロープですが、このようにタニシが
安心して繁殖を繰り返しております。(安曇川)
田村副会長の農舎では、やはり温湯消毒。
この消毒を怠るとバカ菌病、立ち枯れ病などの
病気に見舞われます。
丸型の桶は正に種籾の消毒中、60℃で約10分間浸します。
田植えに向け準備作業を着々と進ませます。
これは、収穫後の為の、新しく購入した玄米選別用グレーダー、
メッシュは1.9mm、だからたかしま生きもの田んぼ米は
大きくて粒ぞろい。
今期より副会長に就任しました、田村さん、とってもダンディな
お百姓さんですが、明日の農業を真面目に取り組んでいる
素晴らしい農家さんです。
先日、仕入れた田村さんの栽培した青大豆(ミズクグリ)は絶品です。
(安曇川)
高島市安曇川地区の田村さんの他にも梅村会長はじめ数名が
有機農法研究会に属しており、切磋琢磨してそれぞれ持ち味を
活かし生産を続けております。
とってもチャーミングな田村さんのお母様、カメラを向けると
思い切り照れてしまい、顔を隠す合間にシャッターを押しました。

枝こう(のげ)を取り除くための機械、播種をするときに均一に
撒けるように種籾の枝こうを取り除きます。

名前は「だつぼー君」キャラクターが可愛いですが、能力は、
素晴らしい、このような一般の方が知らない様々な機械を
導入しないと、品質のいい米は作れない。
農業とは、実に経費が掛かる事業なのです。

だつぼー君の中を覗いてみると横置きにグレーダーがあり、
種籾の選別をする、大切な機能があります。
堀田副会長の農舎では、米ぬかペレットを盛んに
作っているところでした。
ヌカの中には、水に浸けた大豆を一緒に練りこんでいます。
化学肥料を一切使わずに天然素材の材料で田に栄養を与えます。
この時期活躍する、種籾の温湯(おんとう)消毒の水槽と
機械のセットは、梅村会長の農舎で見かけたタイプです。
田村副会長の育てた無農薬の青大豆はミズクグリという品種、
普通の大豆より大きい見事な出来栄え、丸一日近く水に浸けると
右のように更に大きく膨らみ、蒸し大豆で食べると甘味と旨みが強い、
表現が難しいほどメチャクチャ美味しいんです。
生のままでは、青みがかっていますが、蒸し上げるとほとんど青くは見えない。
当店ではたかしま生きもの田んぼの大豆を
毎月第2・4土曜『蒸し大豆の日』と称して地域の方に
提供しております。
毎回とても評判が良く、農薬や化学肥料を使わない農業を
不肖にも私達が説明させてもらっています。






11.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察⑦

平成22年9月20日(敬老の日)一年で一番忙しい時期に単独にて、又、お邪魔してしまいました。
前日は、早朝、能登半島の先端付近“白米(しらよね)の棚田”を見てまいりましたが、海に面していて景観も良く
観光地として脚光を浴びているので観光客が大勢訪れているようです。
さて、翌日は、毎度訪れている滋賀県高島市へ車を走らせ、個人的に気になっている“淡海湖”へ向かって山道を
延々登ってみたものの途中で通行止め、止む無く下山。以下写真のような順番で圃場めぐり、たかしま生きもの田んぼの
農産物の仕入れ、はたまた米の生産状況を見たりと、市内をぐるぐると回りました、最後に梅村家のコンバインにも乗せてもらい、
貴重な経験もさせていただきました。康彦君有り難う。

このページトップに戻る
トップに戻る

◎高島ではありませんが、まずは白米千枚田をご覧下さい。
輪島から北へ数キロ、海岸線に見事な幾何学模様の景観。
白米(しらよね)の千枚田は、手前に小さな「道の駅」が
あり丁度この角度から見るのが綺麗でした。
白いテントのところでは、これから始まる棚田結婚式の
準備をしていました。
日本海に面しているので、今日のような穏やかな日もあれば、
荒海の日もあるのでしょう。
田の半分ほどの稲が既に刈られていました。



◎ここで、猛暑が米の品質に与える影響について調べてみました。(社団法人 日本精米工業会より)

今年の夏は、全国的に記録的な猛暑で、多くの農産物が影響しております、特に平成22年産のお米は白っぽい粒の混入が多くなっています。

白っぽい粒は、通称シラタと呼ばれ正式には粉状質粒といいます、白く濁って見えるのは、
通常のお米と比べてデンプン質の蓄積が不足したことにより内部に空気の隙間が出来、
不透明になって白っぽく見えます。

稲は、成長の初期に高温の影響を受けると「心白粒」、後期に高温の影響を受けると「背白粒」、「腹白粒」及び「基部未熟粒」が多発します。

お米は、農産物ですから、その年の気候によって作柄や品質が大きく左右されます。粉状質粒は普通の米と同じで、
食べても全く問題ありません、したがって、今年のような天候の場合には白っぽい米が入ることは有る程度は
やむを得ないことなのです。

むしろこのような年だからこそ、消費者に納得の行く説明をして、適正価格で食べていただきたい、
適正な価格で仕入れて日本の米農家を支えて行かねばならない、適正な価格でないと必ず悪いことを考える業者が出てきます
事故米騒動とは無関係の我々小売店まで疑われてしまい、思わぬところに飛び火してしまうのは、ある意味マスコミの責任でも
有るとは思います、ちょっと自分の主観が入ってしまいましたが、最近はこんな考え方をするようになってきたのが
正直なところです。

さて、皆さんは、どのように思われるのでしょうか。


◎ここからは滋賀県高島市の情報です。
北陸自動車道木之本ICから303号線野口T字路を左折、
西近江路(R161)小荒路をマキノ方面へ右折するとすぐに
高木氏の圃場が見れます。
ここも収穫を待つばかりで、画像右手が前回視察した
大型ビオトープ、草もびっしりと付き、ここで動物達も
越冬の準備をするのでしょう。(マキノ町小荒路)
収穫後の糟貝氏の圃場、コナギがかなり出ており有機農法の
難しさを訴えておりました。
今年は反収がかなり落ちている為、悲痛な声が聞こえてまいります。
農家を支えてあげるのは日本の消費者であり、
その橋渡しをするのが米屋の役目であると思っております。
(今津下弘部)
糟貝ファームのビオトープは比較的浅いタイプ。
何度も訪れている堀田副会長の調査対象水田。
訪問の際に、この圃場は必ず見学していきます。
春先に新聞にも載った「カスミサンショウウオ」の卵嚢はこの近くの
ビオトープで見つかりました。(今津浜分)
緑に見えるのが面高(おもだか)という雑草、無農薬栽培では、
反収が落ちるのは否めないところですが、
それでも頑なにこだわり続ける堀田氏の
心情が見えてきます。(今津浜分)
堀田作品の案山子(かかし)。実はこの字が読めなくて椋川の
是永さんに恥ずかしくも聞いてしまいました。(今津浜分)
ミステリーサークル?の水田。
面高にやられた田んぼは、除草剤が使えない為、
このような被害に遇います、今年の夏の猛暑では
日本中かなりの被害が出ていますが、
特にここ生きもの田んぼは反収が少なくなります。
(今津浜分)
梅村会長の(有)グリーン藤栄は、何とこの農舎に4台、
他に2台の遠赤乾燥設備を所有しています。(安曇川)
収穫直後、乾燥した生きもの田んぼ米を籾摺り機に送ります。
籾摺りは、この中で行われ、回転差のあるの2つの
5インチゴムローラーで摺り合せるという原理でしょうか、
ここが心臓部です。
能力の高い籾摺り機はコンピューター制御で
5インチローラーのイセキスーパーメイト
10枚ものセパレータ(揺動板)で籾の取れていない米を
選別して、再度戻して擦り込みます。
緑色の約60表タンクに籾付きの米が入りその下に籾摺り機、
石抜き機、1.8ミリグレーダー、玄米色選機、更に仕上げの
1.9ミリのグレイダーの順番で、袋詰めし等級検査を受け保管は
低温貯蔵庫へ。
この機械が最新鋭玄米色選機、籾、焼け、カメ、未熟米などを
取り除く物凄い優れもの、今年から生きもの田んぼ米は
全量通します。
色彩選別機のコントロールパネル
玄米色選ではじかれた籾、着色粒など完璧なほどの確立で選別されます。
例年より背白粒、腹白粒、基部未熟粒が多い為、
同じ手間や経費を掛けてもたかしま生きもの田んぼ米として
出荷するまでに、このような段階で減ってしまうのは、
生産者として悲しいことなのです。
この機械が最後に通す、1.9ミリのグレーダーで
たかしま生きもの田んぼ米のロゴ入り紙袋に入ります。
定量入りますと自動でシャット!計量器と連動です。
1.9㍉のグレーダーで弾かれた中米、若干粒が小さいものの
品質は上々、「この米は僕達が食べるんです」と梅村康彦君、
一般の中米よりは、整粒度合いが違います。
2回のグレーダーと玄米色選等を通した選別済みの玄米、
アオも少なく食べるのが楽しみなほど高品質です。
必ず目視でも確認を怠りません。
その都度、水分計でチェックしながら計量します。
パレットに積み込む為、持ちやすい位置までこのリフトが持ち上げてくれます。
生産者の農舎は広いスペースがある為、いろいろな機材を
導入しますが、体力と資力も必要だと言うことで、
「こんなの有ったらいいなぁ」とも思いますが、
取扱い数量の桁がウチとは大違いです・・・・
検査を待つ「たかしま生きもの田んぼ米」
グリーン藤栄の従業員も熟練された若者で収穫作業の
真っ最中にお邪魔してしまいました。
この圃場の品種はキヌヒカリ。
無理やりお願いをしてコンバインに乗せてもらいました。
刈り取る歯先の高さ調整が微妙でちょっと緊張しますが、
何とか1周回ることが出来ました。
始めに外周から、最後に真ん中が残るよう刈り取ります。
刈り取ってすぐに籾はコンバインのタンクに入り、
稲藁は粉砕され田んぼに還します。
度々「たわわに実った!」という表現をしますが、
このとおり重そうにこうべが垂れています。
米農家は、日々雑草との戦いです、
この草は草合歓(クサネム)といい枝豆状に
サヤが出来ます。
合歓の木と葉が良く似ていて、黒く小さな種がよく米に
混入することがあります。
当店も色彩選別機を導入しており、精米後にこの種子を完璧に取り除きます。
収穫後には、無数のチュウサギがやってきます、
カエルなどのエサが豊富で、近くに人家があっても
ちゃんと共存しているのです。(針江)
念願の「畑の棚田」を見ることが出来ました。
高島市の山間部、ここにはたかしま有機農法研究会の
生産者はいませんが、日本棚田百選に指定されている
素晴らしい景観の畑(はた)という地域です。
夕暮れ間近の棚田、ほとんど収穫が終わっていました。
撮影ポイントを捜すために、絶対に畦(あぜ)や私有地に
入ることだけはやめましょう。
道幅が狭いため地元の農家さんに迷惑を掛けて
しまいそうで早々に引き上げました。
日本中いろいろな地方に棚田がありますが、全て平坦な土地の
無いところの谷あいに農家さんが間違いなく生活の為に
苦労して苦労して作り上げた造形美なのです。
オーナー田んぼ制も導入し、観光地化されてはいますが、
絶対に稲作農家の生活を脅かしてはいけないことを
痛感します。


このフォトギャラリーは全て管理人本人が撮影し文章も自ら編集したものです、
適切でない表現方法や製品名など間違えて説明している可能性もありますが、
何卒ご了承くださるようお願い申し上げます。
尚、画像に写っている削除希望の方は、遠慮なくご連絡下さい。


梅村康彦君からいただいたカボチャは10月31日商店街イベント、
ハロウィンパーティーのディスプレイに使います。
直径約15センチ、中をくり抜いてから顔の切り込みを入れ、
照明は小さな懐中電灯で照らしてます。



12.たかしま生きもの田んぼ米 店頭イベント!第3弾!
平成22年11月7日、たかしま米の告知イベントも3回目になりました、昨年は吉祥寺の『かない米店』単独で開催しましたが今年は
かないさん http://kanai-come.com/ブログはhttp://blog.kanai-come.com/と当店の2店舗同時開催です。

テレビや雑誌等で紹介しているのでこの取り組みもだいぶ浸透してきましたが、関東ではまだまだです。
環境に対して興味がある当店のお客様には詳しく話させていただいておりますが、なかなか多くの人の理解を得るのは難しいことなのです。
自分もその一人であったのは間違いないですが、今頃気が付くとは遅すぎるでしょうか。
今迄は米を単なる商品として考えるだけで、日本の農業を考える術もなく、農産物に対する知識が無さすぎることに恥ずかしさも覚え、
改めてその大切さを痛感しているところでございます。
今回もたかしま産の野菜や加工品などを販売しましたが農薬、化学肥料を使わない農業の説明を有機農法研究会の
梅村会長、堀田副会長、足立氏、山本氏の4名、吉祥寺かない米店会場は、田村、采野両副会長、梅村(康)氏、糟貝氏の
4名とに分かれてPR活動、もちろんアミタ持続研の大石さん、本多さんもお手伝いいただき、大変お疲れ様でした。
又、当日は地元不動産屋さん『ESライフ』主催のスタンプラリーにも参加、40店舗のスタート店として
商店街活性化にも一役買っていました。

トップに戻る
このページトップに戻る
前日は恒例の懇親会、祖師谷大蔵駅前『浩太郎丸』にて
小島(川崎)米屋の会会長、成城米のフクダさん社長も
参加、アルコールも手伝って活発な意見交換も
行われました。
実は農家さんや米屋の本音が聞こえるのは、
こんなところなんです。
天然藁(わら)納豆、羽二重もち、
無農薬みその他にキャベツ、
ブロッコリー、ほうれん草
なども販売。
砧のお客様は、イベントが大好きです、珍しい製品に興味津々!
当店特製蒸し大豆、炊き込みご飯も人気です。
ESライフの看板娘も
ピカチュウの着ぐるみで
商店街を賑わせていました。
ミニカップは味噌の試飲ですが、ダシを取らなくても
素材の良さで味噌の美味しさを感じます。
ベージュのベストはご存知、本多清氏は
執筆活動もしているアミタ持続研の
主任研究員
生きもの田んぼ米のご飯を半搗きにして無農薬の
きな粉をまぶすとこれが絶品!あっという間に
売り切れです。
スタンプラリーは20店舗回るとお菓子などの
豪華景品がもれなくもらえる、
40店舗到達すると会場本部で
抽選出来る、当店のお米も
賞品として提供。
ふうせんサービスも
華を添えました。。。。
メンバーみんなでおそろいのTシャツ、
もうブランド化して「たかしま生きもの田んぼ」
のロゴも認知度抜群です。
妙に似合っている赤いバンナダは山本さん、
流暢な滋賀なまりでお客様の心を
引き付けます。
田んぼにいる時より生き生きしてる
なんて言ってる人はだ~れ?!
子供にも人気の本多研究員、
本当の食育はここから始まります。
やはり試食を配り、美味しさを実感してもらうのが
一番!そのあとに詳しく説明する、
若いお母さんほど興味が
あるようで話しにも熱が
入るんです・・・・
天候にも恵まれて大盛況!!ウルトラマン商店街の
活性化にも大きな効果がありました。
小島米店の看板娘?も珍しくお手伝い、
かわいい子供さんとのやり取りは任せなさい!
ですって。
最後に集合写真を1枚!


トップに戻る
このページトップに戻る



13.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察⑧

平成23年1月9~10日 大豆などたかしまの製品の仕入れを兼ねて今年初めての訪問です。
雪国の天候がそのまま反映されている“たかしま”。当日も長浜辺りから一面銀世界、時折強く降る悪天候でした。
そんな中、またもや大きな発見と感動を味わうことが出来ました、今回は、石津さんに紹介してもらって、この時期にしか
見ることの出来ない上原酒造の仕込みを特別に見学させていただきました。

アルコールなら何でも酒だ!という無粋な人間であった自分ですが、今回改めて酒造りの奥深さを感じました。
蔵人山根さん、お忙しい中超有名なベテラン杜氏なのに快く案内していただき本当に有り難うございました。

自分では上手く表現出来ていませんが、ご覧の皆さまにおいては上原酒造の世界を少しでも堪能いただけたら幸いです。

ひっそりと雪景色になった堀田副会長圃場脇のビオトープ、
去年ここでもカスミサンショウウオの卵嚢が見つかりました。
(今津浜分)
今年の冬は例年になく雪が多いとのことで、
豊作になることを期待して春を迎えます。
今年は冬期湛水しないそいうですが、冬水田んぼにすると
意外な雑草が繁殖すそうです。
堀田さんの田んぼの目印にしているパチンコ店は生きもの田んぼ米が
景品に使われているそうです、稲の為にも照明は
ネオンサインを利用していません。
琵琶湖の自然を手っ取り早く感じるのは、ここ「新旭水鳥センター」
時間調整に珈琲や食事を摂りながら広大な琵琶湖の水辺を
双眼鏡で覗くことが出来ます。
癒しのひと時「ザ・バードウオッチング!」(新旭)
堀田さん宅でしばらく話をしながら、ストーブの上には、
米を炒っている鍋が・・・農家の方は常に美味しいものを
求めているのです。
箱館山もすっかり雪景色、手軽に滑れるスキー場もあります。
近くには立ち寄り湯もあり、冬でもバッチリ遊べます。
(マキノ町小荒路)
地元のそば粉使用の手打ちそば屋“鴫野”しぎのと読みます、
スキー場の開催期間中のみの営業ですが、
そば好きな私達なので早速食しに行きました。(今津日置前)
ここは店構えのみを撮影しただけの『川嶋酒造』(新旭)
石津さんの調理室には水に浸けた麦を見かけました。
雪降る上原酒造(←詳しくは)の店構え、間口は2間ほど、
新酒を告げる青い杉玉が吊るしてありました。

皆さま、ご存知ですか?「辛口」「甘口」だけが
お酒の味わいではありません。 「旨口(うまくち)」
という味わいもあります。

ようこそ!!究極の酒!の世界へ。(新旭)
旨い酒は、まずいい水から。この地域は、
比良山系からの豊富な伏流水が得られ究極の
酒造りを支えています。
店を入るとすぐに売り場と事務所、そのすぐ先に酒造りに
欠かせない湧き水が溢れ出ています。
一見何処にでもある普通の精米工場に見えますが、
上原酒造では 県下で3ヶ所しかない最新の精米機(右写真)を
導入、ゆっくりと丁寧に米を磨きます。
急いで精米すると温度が上がってしまい、デンプン質が傷みます。
玄米の精米は外側の酒造りに不要な成分を削り取る工程です。
精米し上がった酒米、コロコロと丸く白く透き通って見えます。
酒造好適米『玉栄』は石津大輔君の生産、
もちろん農薬・化学肥料不使用です。
兵庫県の特A地区がもっとも適している酒米ですが
平成8年よりたかしまの朽木でも山田錦を契約栽培して
もらっています。
良い酒を造るのは良い米が無くては有り得ません。
精米度合いもコンピューター管理で品質を安定。
これが55パーセントの精米、酒造好適米の玉栄です。
左が上記酒米、右は当店の精米した白米“山形産ひとめぼれ”
です、比べるとこれだけ色も大きさも違って見えます。
洗米した酒米。精米されたばかりの米は摩擦等により水分を失っているため、
一定期間(2~4週間)置いたのち、枯らして失われた水分を戻してやります。
糠(ぬか)を除くために水で洗います。

吟醸酒の場合は米洗機ではなく、ザルなどで手洗いを
しております。

浸漬(しんせき)。
洗米後さらに米の吸水率の調整を行います。
吟醸酒ではストップウォッチで秒単位の吸水時間をみます。

蒸米(むしまい)。お米は生のままでは、デンプン質は
消化分解しにくいので、40分から1時間程度蒸して
糊化デンプンにします。
蒸す道具を「甑(こしき)」といいます。
蒸した熱い米を手早く均等に冷ます作業(放冷・ほうれい)を
して、麹室(こうじむろ)や仕込みタンクへ運び込みます。


麹と酒母ができると本仕込みと呼ばれる もろみ仕込みに入ります。杜氏さんは不眠不休でもろみの声を聞き1度単位で温度調整をします。麹+酒母+蒸米+水→もろみ。

一度に蒸米や水を仕込むと、雑菌に対する抗菌力の役割を果たす乳酸や、純粋に培養された酵母濃度が薄まり、雑菌に汚染される危険があるため、3回に分けて徐々に増量していく「三段仕込」の手法がとられております。

これが木製の天秤棒。
この手法は全国で3社になってしまいました。
機械では1日で絞ってしまい特別な技術もいらず
自動的にすべてやってくれる、合理的(能率的)な方法ですが、
上原酒造では3日も掛けても85%しかしぼれません、
蔵人は大変な技術と労力が必要な仕事なのです。
上原酒造は旨い酒造りのために今後ともこの方法を
続けて参ります。
天秤に提げるコンクリート製の錘は1個が
約60㌔これを何個も吊り下げます。
木槽天秤しぼり(きぶねてんびんしぼり)の木槽(きぶね)とは、
厚さ10センチの桜材で作った、たて3.5メートル、横1メートル、
高さ1.2メートルの木舟のようなもので一方に酒の出る口が
付いてあります。
柄杓の置いてある溝から酒が絞られ出てきます。
この時期にしか味わえない究極の出来立ての酒粕。
何と一般の酒に使う自動圧搾(しぼり)機は本社が世田谷です。
しかし特定名称酒等は、もろみを袋に入れ、
昔ながらの木槽(ふね)で搾ります。
上原酒造では、手間を惜しまない
「木槽天秤しぼり(きぶねてんびんしぼり)」を続けています。
酒に優しいこの方法で酒造りをする酒蔵は
全国でも珍しくなりました。
手間ヒマは 機械搾りの三倍以上、搾れる酒は八割五分程度、
効率は悪いですが、そのぶん酒の味は格段によいのが
特長です。
現在はもろみの仕込はホーロータンクが使用されていますが、
上原酒造では2004年から木桶を使ってもろみを発酵させる
「木桶仕込」にも取り組んでいます。
木桶も大きなものですね、記入してある数字は不明ですが
手入れの行き届いた木桶は何十年も大事に使うのでしょう。
入念に仕込み桶を洗います、厳寒期の水仕事は
正に過酷そのものです。
貯蔵タンクも多種多様ですが、搾りたての酒には、まだ残存物があり、
白濁しているので10日ほどタンクで静かに寝かせます。
すると残存物が沈殿し、タンクの下にたまってきます。
タンクの底から少し上にある「呑み口(のみくち)」から、
上澄みを抜きます。これを滓引き(おりびき)といいます。
このあとビン詰めまで濾過、火入れ、貯蔵の行程があります。
新聞にも取り上げられている木桶天秤絞りを店内で紹介
しています。
蔵元の店内に入ると不老泉がずらりと並びます。
上原社長の奥様に詳しく説明をしていただきました。、
酒米の契約栽培者のリストも公表しています。
上原酒造の代表的名酒、不老泉とはお地蔵さんが出られた
蔵内の自噴井戸より命名したものだそうです。
「杜氏が100人いれば100とおりの味が有る!」
と山根氏の言葉に深くて重い感動が有りました。

※平成25年山根氏がお亡くなりになったのを
後日聞きました。又一人貴重な逸材を失いとても
残念な思いです。
ここに謹んでお悔やみ申し上げます。
絞りたてのお酒を買えるのはこの時期だけです。
残念ながら運転の為、試飲が出来ません、
家に帰ってのお楽しみです。
去年の杉玉はこんな色に・・
池本酒造の蔵は今回見学できませんでしたが“琵琶の長寿”も
堀田副会長からよくお土産に戴く味わい深い名酒です。
堀田さんの農薬・化学肥料不使用で育てた酒米“山田錦”を
60%まで精米、環境にも体にも優しい「特別純米酒」も購入し
てきました。
帰り際マキノの山に青空が見えてきました、
これから約470km砧まで家路を急ぎ
滋賀をあとにします。                                         



トップに戻る
このページトップに戻る

14.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察⑨
平成23年(2011)5月4~5日
ゴールデンウィークも終盤、九回目のたかしまの訪問となりました、
一昨年からGWは栃木の杉三反の田植え(今年は1週間遅れ)に参加しているためこの時期は初めてで
苗代の準備などを拝見させてもらいました。
生きもの田んぼは6月初旬の田植えが多いため、まだ苗は伸びておらず、これからです。その他の米の苗が順調に育っておりました。
今回は、当店イベントに来てもらった山本さん、足立さんの農場も拝見させてもらい、お会いすることが出来ました。
ベテランの稲作農家さんでも毎年、試行錯誤の連続で 「これでいい!」 ということはないそうです。(田村副会長談)
栃木の杉山ファームはハウス内でプール育苗、地域によっても、作業の違いが有りますが、たかしまの苗代はほとんどが
田んぼで育てています。
ビオトープや魚道も健在で、最も季節を敏感に感じ取る動物達も子孫繁栄のため待ち望んだ春を満喫していることでしょう。



おなじみ堀田圃場はもう水を張り、準備万端。
ビオトープも春を感じた様々な動物達が
目を覚ましていることでしょう。
堀田副会長の農舎では糟貝君からの委託で
「滋賀羽二重糯」の種蒔きをしておりました。
機械蒔きは綺麗に並びます、
生きもの田んぼ米は育苗箱1枚に
55~60g、普通は少なくても
120gは播くそうです。
堀田さんの奥様も忙しそうに働いております。
このあと、こんなに忙しいのに
長い時間ご案内していだきました。
この人柄の良さがいい米を作るのです。
滋賀羽二重糯の籾は粒揃いで大きい、
水を含んでおりますのでズシリと重い。
土と肥料を敷いて籾を蒔き、土を被せて
水を撒くを機械がやってくれます。
床土混合用も自然の栄養
籾ガラとヌカなどを混ぜた堆肥
燻炭(くんたん)は籾ガラを炭にしたもの、
これも床土に混ぜます。
ブラシは土をならすためでしょうか?
パイプから水が出ています。
山本さんは野菜作りの名人でもあります。
西坂農機(株)の工場は設備約4000万円
機械は乾式気流粉砕で衛生管理も行き届き
ガラス越しに見学させてもらいました。
お休みにも拘らず駆けつけて頂いた西坂社長は堀田さんと同年齢、
「いかに日常の食生活で使ってもらうことが消費拡大に繋がる」
と、これからの米粉の需要を熱く語っておられました。
粒度計は500万円くらいするそうです。
戴いたサンプル(米の品種は夢みらい)の
米粉は30ミクロン、安定した製品を
提供する為には粒度計が必要です。
毎年の告知イベントでお世話になっている足立さんも
米以外に色々な農産物を生産しております。(新旭)
このハウスは以前、カトレアの花栽培用設備、
そのハウスでイチゴを生産しています。
お土産に戴いた摘みたてのイチゴは
もの凄く甘くて濃厚、美味しさ抜群!
花の栽培も手掛けていて、生花市場や道の駅
などでも販売しているそうです。(新旭)
生きもの田んぼへ只今取水中!(新旭)
苗代は、田んぼに設置して
ビニールを被せています。
田んぼの苗代は水の管理が比較的楽らしい。
足立さんの圃場は山間部に
近いためイノシシやシカなどの
動物の被害が多く出ます。

畦をイノシシにボコボコに
掘られ、水路に土を
落とされた、と嘆いて
おりました。
葛の木の根っこ付近をイノシシに
掘られてしまった写真です。
隣りの畑は動物除けを施してあるので、
ないところを集中して狙われて
しまうそうです。
後方の山から動物が下りてくるそうです。
足立さんの隣りは決してイノシシではありません!
カエルを狙うチュウサギは
いたるところで見かけます、
生態系が戻ってくる息吹が聞こえます。
(新旭)
チューリップ満開の新旭風車村は道の駅と子供達の遊び場などを併設、
市内から多くの人々が訪れます。
梅村会長の苗代は、被せていた覆いを
取ったところ、米の良し悪しはこの苗作りに
掛かってくるので慎重です。(安曇川)
水を落とすようになればこの魚道から多くの
魚達が琵琶湖から遡上してきます。
ライス8アクションのプレートが目を引きます。
(安曇川)
グリーン藤栄の水路は亀・蛙スロープ、魚道を
連続4ヶ所も設置してありました、(安曇川)
はるか遠くに見える学校の前には、
新しい大型ビオトープを作ったそうです。(安曇川)
(安曇川)田村副会長の育てる
生きもの田んぼ米“ささにしき”の
苗はまだ2~3センチほど
(ポット育苗箱使用)
綺麗に生え揃った苗床(安曇川)
大型トラクターに乗っている糟貝君、
アポ無しに驚いてます。(下弘部)
代掻きの最中は早植えの華越前(ハナエチゼン)の圃場。
(下弘部)
西坂農機の工場へ向かう途中の菜の花畑、
ここも減反を強いられた圃場でしょうか?
中央は雑草のみ、なぜだろう



トップに戻る
このページトップに戻る



15.たかしま生きもの田んぼ米 産地合同視察⑩

平成23年7月17(日)~18日(月)

たかしま生きもの田んぼ米屋の会としての合同視察は今回で3回目です。
参加店舗は、川崎の小島米店さん、溝の口の森精米店さん、当店、今年度から加盟する原宿の小池精米店さん、
大阪からの参加はぷちショップ上牧店さんの5店舗9名(森さんご家族含む)です。

3月に予定していた合同会議(東京)が震災直後の為、中止になってしまいましたが、7月17日(日)産地視察を兼ねて
合同会議を企画しました。

田植えを終えて1ヶ月前後、田んぼの生きもの達も活発に行動する季節、雑草も勢いを増し、稲作農家を悩ませる時期なのです。
今回初めての産地訪問の方もいらっしゃいます、果たして実際の現場は、どう目に映るでしょうか?


集合前に時間が有ったため、湖北の“余呉湖”まで
足を伸ばしました。日本海に近い琵琶湖の
最上流部、ここの周りも里山田園風景、
日本ていいですね。
連休だったため、琵琶湖ではぺーロンの
大会が開かれていました。(近江今津)
この圃場は堀田さん所有、なんと7月2日に
田植えをしたとのことで、遅植えには理由が
ありそうです。(今津浜分)
清流のような水路は、入ってみると冷たい、
湧水が近くに有り、比良山系の雪解けの水が
地下を通って伏流水になってこの地域に
溢れ出ます。(今津浜分)
参加者は農家の言葉に耳を傾け、
実際に田んぼでの様子を記録に残しておきます。(今津浜分)
オオアオウキクサが繁茂する堀田氏の圃場、
雑草の被害が多く出た昨年でしたが、
今年こそ良品質の生きもの田んぼ米が
多収穫できるよう願うばかりです。
(今津浜分)
絶大なる信用を得ている、こだわり抜いた稲作農家
堀田副会長とガッチリ熱い握手!
何と言っても人柄です。(今津浜分)
ニゴロブナの稚魚は無数に捕れます、
絶滅危惧種よ繁殖を繰り返してくれ!(今津浜分)
アミタ持続研のニューフェイス!纐纈(こうけつ)氏は、
即、川に入り動物の捕獲に一生懸命です。
とにかくこの地域の生態系について視察メンバーへ
伝えたい気持ちでいっぱいです。(今津浜分)
もうお馴染み、ライスエイトアクションの
看板が付く6メートルにも及ぶ長い魚道。
(今津浜分)
この地域は、農家の勝手口に有名な川端(かばた)があります、
ここは元商工会議所の建物を改築した会議室併設の
食事処『かばた館』、食事を取ったあと
合同会議となりました。
この定食で900円はお手頃!フタがしてありますが
名物“しょい飯”は美味しいですよ。
合同会議は、生産者 名、アミタ2名、販売店7名で
パソコンを持ち寄り議事録に内容を保存、今後の活動
の関して各々活発な意見が出されました。
特に震災後の原発に対する情報や販売について、
又、放射能が稲に及ぼす影響などに話が
集中しました。
今回初めて参加した、手前から富田さん、森さん、
小池さんらもこの取り組みを実際の現場を見て
大いに、商品の差別化に役立てて
いただけると思います。
体調を壊して今回の視察には、参加出来なかった
金井さんも単なる利益重視の一商材としてでは
なく様々な可能性を秘めている事を
忘れてはいけない熱い気持ちを表す
資料も皆さんに発表しました。
アゾラ(オオアカウキクサ)は、普通のウキクサと
違いシダ類に属し、“乾燥すると死ぬ”という意味が
有り、冬に田んぼの水を抜く日本の稲作では
近い将来なくなってしまう絶滅危惧種として
長野県では指定されています。
(安曇川)
アゾラに覆い尽くされたビオトープです、
一見その上を歩いてしまいそうなほど
繁茂しています。(安曇川)
この水路は川幅も広く水量も多い、
目の前で稚鮎も群泳していました、魚道からは大きなナマズや鮒が
上がってくるそうです。(安曇川)
赤く色付いたアゾラの下は
腰まで浸かる深さが
あります。(安曇川)
梅村会長のビオトープで希少なメダカが捕れました、
会長自身ことのほか喜んでおられました。
(安曇川)
梅村会長の次男が後継者、考え方や
行動力も素晴らしい康彦君、
手に持つのはオモダカという雑草、(安曇川)

彼のブログも公開中!
視察メンバーと生産者とで記念撮影。
この地域は安曇川の流域に広がった
平坦な土地で幾つもの集落があり、
地図で見ると琵琶湖の北西に
大きくせり出た部分がここの
地域です。(安曇川)
イチョウウキゴケは少なくなってしまったような
気がしますが、ペットショップでは1枚500円で
売られている噂の絶滅危惧種です。
(安曇川)
カメ・カエルスロープも健在、
改良を重ねて水位が変わっても
フロートで自動調整。(安曇川)
安曇川地域はたかしまでも広い、
梅村会長の圃場へ設置した
大型ビオトープ、ここもアゾラが
密集していました。
(安曇川)
小学校に隣接する生きもの田んぼです、
生徒達は自然の空気いっぱいの環境で
勉強することの大切さを知ってくれることでしょう。
(安曇川)
懇親会は、白浜荘の『アネックス淡海』
琵琶湖々畔、キャンプ場やバンガロー、
合宿など出来る様々な施設があり
梅村(康)さんの友人の美人女将が
対応してくれました。
(近江白浜)
全員の参加は無理でしたが、アルコールも入って
それぞれの意見も楽しく談笑できました。
本当は、このような場所で本音が出るんです。
只、ヤッちゃんは居眠りしてましたけど~!!


翌日の18日は近江今津の堀田さんの圃場での生きもの調査に同行させてもらいました。
地域の子供達へ環境の大切さを教える為、若いご父兄へ呼びかけ多くの御家族が参加しました。

研究会からも生産者だけではなく、消費者立場の会員も参加、それぞれ環境に対する一つの思いを実証する為
川やビオトープへ入っていきます。

最近はもっぱら漁師稼業に勤しんでいる前会長の石津さんも駆けつけ久々お会い出来ました、貴重な鮒寿司まで頂戴しました。



玉網と長靴、バケツも用意して、まずは梅村会長のご挨拶、
糟貝氏からは注意事項の説明、自己紹介の後、
子供達は喜んで川に入っていきました。(今津浜分)
小さい子からお父さんお母さんまで、みんなで川に入り、
自然を満喫しておりました。(今津浜分)
この魚道はプロジェクト2年目のもので、かなり古くなっており
そろそろライスエイトアクション基金の出番がやってくるころ
でしょうか?
(今津浜分)
臨時に作った生簀(いけす)に水を張り、
捕まえた水生動物を放します。
みんなで捕まえた動物の説明は、
アミタ持続研の纐纈氏説明と同時に
環境や生態系などについても分かりやすく
丁寧に子供達に伝えておりました。
(今津浜分)
稚鮎も3匹捕れました、水が綺麗でないと琵琶湖から
絶対に遡上してきません。
観察後放流しました。(今津浜分)
雑草の繁殖は否めないですが、昨年の
高温障害が出なければよいのですが・・・・(今津浜分)
これはトノサマガエルでしょうか?無数にいるカエルを
サギやヘビが狙います。
(今津浜分)
何十年ぶりに童心に帰って網を持ちましたが、一網入れれば
必ず何らかの動物が入ります。(今津浜分)
これはシマドジョウ、右は普通のドジョウです、他にも超貴重な
スジシマドジョウもたまに捕れます。
(今津浜分)
こちらの圃場は田村副会長のササニシキ、
やや雑草が生えています。
(安曇川)
魚を銜えるチュウダイサギ、エサの魚がいるのを
鳥達が一番よく知っています。
(安曇川)
コナギにやられた糟貝氏の圃場、この雑草が厄介でして、
稲の成育に一番影響しますが、除草剤を使えないので
「雑草を育てているのか、米を育てているのか分からん!」
と冗談交じりで嘆いておられました。
(今津町下弘部)
正面の森の向こうが自衛隊演習場。
饗庭野(あいばの)分屯基地JASDF Aibano Sub Base)は、
高島市新旭町饗庭3356-1に所在し、地対空ミサイル部隊の
第12高射隊が配置されている航空自衛隊岐阜基地
分屯基地。陸上自衛隊饗庭野演習場の南側外縁にある。

分屯基地司令は、第12高射隊長が兼務。
饗庭野とは滋賀県西部にある台地。高島市の今津町、新旭町、
安曇川町にまたがる。東西約8キロメートル、南北約5キロメートル。
標高約200メートル。古琵琶湖(びわこ)層群の洪積台地で、
中央部は平坦であるが、周辺は開拓が進んでいる。
1886年(明治19)から陸軍の演習場として利用されている。

[ 日本大百科全書(小学館)執筆者:高橋誠一 ]

やや山間部に位置する高木氏圃場の大型ビオトープの
水は澄んでいました、この地域も動物避けの電磁ワイヤーが
各所に張り巡らせてあります。
圃場の所在地によっての苦労はそれぞれ違うので、生産者も
画一的に栽培できない難しさも有りますね・・・
(マキノ浦)
帰り際に琵琶湖パールラインをドライブしてきました、
さくらの名所海津大崎の先を右折、半島の頂上まで車で
走ると竹生島や木之本方面(写真)が一望できます。
無料なので時間が有ったらぜひ登ってみては?
(長浜市西浅井町)
海のように広い琵琶湖の周りにはいろいろな名所旧跡などがあり
10回やそこらでは、滋賀県の良さは分からないと感じました。
(長浜市西浅井町)
さらに湖北の家倉さんにお会いしてきました。
写真の田んぼは幻のもち米「滋賀羽二重糯」です。
ちょうど畦の草刈作業中にお邪魔しました。
(長浜市湖北町)
定番のコナギが発生している圃場です、無農薬の証でしょうが
やはり反収は落ちます、「これでいいんだよ」と大変失礼なことを
言ってしまいましたが、無農薬の難しさを消費者へ伝えるのは、
この状況が分かりやすいのです、しかし苦笑いの家倉氏、
心の内は・・・・・
(長浜市湖北町)
研究会でも一緒に活動していたそうですが、
石津大輔さんの友人の家倉敬和氏、これまた、米の生産に
ついては熱い考えを持っていて目指すところが
高いイケメンの若手農家さんです。
この地域は、若手の農家さんが多く、放棄している圃場は、
全く無いとのことで、羨ましい限りの農業生産地ですね。
(長浜市湖北町)
konefa(滋賀湖北の若手農家集団)
お米の家倉(おこめのやぐら)
トップに戻る
このページトップに戻る


16.たかしま生きもの田んぼ米 店頭イベント!第4弾!
平成23年11月12日(土)、たかしま米の告知イベントも今回で4回目になります、
今年は、溝の口の森精米店さんと川崎の小島米店さんの
2ヶ所同時開催です、取材には行けませんでしたがそれぞれお店の立地や販売形態により若干の販売方法が異なりましたが地域の方へのPRには大きな反響があったはずです、又、当店では毎週土曜日“プチイベント”と称してたかしま生きもの田んぼのPR活動をしています。
と言うわけで、当店もこのイベントに便乗し生産者の梅村康彦氏を招いて販促にあたりました。
生産者のメンバーは、森さんと小島(宿河原)さんのお店に各4人づつ、そしてアミタ持続研の本多さんが店舗間の橋渡し役を担いました。
前夜は、宿河原の“穂の華にて生産者8名、米穀店8名、アミタ持続研1名で恒例の懇親会です。美味しい中華料理を囲みながら様々な報告が有りました。

11月11日(金)懇親会
当日はお店を貸切にしていただき和気藹々と打ち解け
農家さんの裏話に聞き入っていました。
(川崎)
左から梅村会長、小池さん、森さんです。
今回イベント、懇親会に初参加の高木氏(左)は、
産地視察時、必ず圃場見学をさせていただく、
マキノの生産者さんです。既に後継者のご子息も
いらっしゃる羨ましい農家さんです。
多くの諸問題を抱えるも、前向きに生産及び販売に至るまで
食事をしながらそれぞれの意見を出し合いました。
特にライスエイトアクションは有効活用している嬉しい報告も
有りました。
さて、翌日は当店のイベントです。ここのところ毎週土曜に
“プチイベント”を開催している関係上、溝の口、川崎両会場の
便乗開催ですが、当日も定番の蒸し大豆をはじめ『たかしま』
から運ばれた、農薬・化学肥料不使用の製品の販売と
“生きもの田んぼ”の取り組みの告知に務めました。
もうお馴染み梅村康彦さんも当店のイベントに駆けつけて
いただき、流暢な滋賀ナマリで道行く人たちに熱心に説明
してもらいました。
写真は、生きもの田んぼ米を取り扱って以来、ここの製品を
こよなく愛していただいてる岩田真理子さんで、梅村さんとも
意気投合、ここまで理解していらっしゃる方は他にはいません、
自らのブログを公開中!ご覧ください。
化学的に作った納豆菌ではなく、稲藁の納豆菌から作った
本当の天然ワラ納豆、藁も大豆も無農薬、
特に原料の大豆は滋賀特産青大豆『みずくぐり』を
使用しているので他に類を見ない大粒ですが
香りと旨みは抜群、しかも軟らかい、1本600円限定50本、
安くはない価格にも拘らずアッと言う間に完売しました。
今回の入荷では自分も食べることが出来ませんでした。
お手軽に購入できるカップ納豆と、生きもの田んぼ味噌も
今回限りの限定販売、売り切れ後もお客様からの要望が強い
忘れられない味なのです。
たかしま生きもの田んぼ米、お試し2合パックもご用意、
ミルキークィーンの玄米(1分搗き)に人気が集中、
又、蒸し大豆の効果でみずくぐりの豆を購入し
ご自分で調理をする方も増えています。
幻のもち米“滋賀羽二重糯”も貴重な製品で、順調に
販売数量を伸ばしています。



トップに戻る
このページトップに戻る
17.たかしま生きもの田んぼ米 第3回全体会(販売促進会議)が東京品川にて平成24年2月19日に開催しました。
昨年は東北大震災の為中止になり2年ぶりの東京での会議です。

品川駅前のAP品川で販売会議を開催しました。
昨年は震災直後の為、このビルで予定していた会議は
急遽中止となり、1年後に同じ場所での開催です。
10階の会議室を予約していただきました。
プロジェクターやスクリーンも完備され会議の為の
設備は完璧です、もちろん禁煙です。議事録は
アミタ持続研の本多さん。
この日も会議中に地震があり、今だ余震が頻繁にあります。
生きもの田んぼ米屋の会からは、販売状況、提案などが
出されます。手前から森さん、小島(川崎)会長、奥様、
小池さん、金井さん、小島家内、志村さん、写真撮影小島。
金井さんも腰の手術後元気な顔を見せてくれました、
くれぐれも無理をせず気を付けてください。
生産者からは、23年在庫状況、ライス8アクションの報告など。
手前から、足立さん、田村さん、高木さん、堀田さん
梅村会長、梅村(康)さん、アミタ本多さんです。
入口はこちらから、どの部屋も様々な
企業や団体で満室状態でした。





トップに戻る
このページトップに戻る


18.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察⑪
平成24年4月29~30日11回目の訪問、今回はお米以外にも色々な製品を扱うようになったので細かい商品の仕入れを兼ねて
訪れました。まずは湖北虎姫の吉田農園へひじょうに珍しい古代米の玄米粉をいただきに、続いて大規模な稲作を展開しているマキノの
高木氏の圃場へ、そのあとはいつものように高島市内を右往左往と、メインのみずくぐり(青大豆)と生きもの田んぼ米の仕入れ。
田植えシーズンに突入している為みなさん忙しくしておられ、数人の生産者とお会いできましたが、夜にイッパイ!出来たのが大きな収穫でした。

湖北の吉田農園さんは珍しい古代米(赤米・黒米)の玄米粉を
製造販売。気流粉砕製粉機できめ細かな米粉でハイレベルな
商品を当店でも販売しています。(東浅井郡虎姫)
吉田氏も大規模農業を経営、湖北のブランド化した米を
生産しております。(東浅井郡虎姫)
たかしま有機農法研究会では、使用できませんが、
吉田農園では合鴨農法にもチャレンジ!(東浅井郡虎姫)
2009年9月の写真です、黒米の稲穂(東浅井郡虎姫)
既に彼は県内では有名人ですが平成18年に
全国・米食味分析鑑定コンクール、
若手農業経営者部門・金賞受賞の実力者です。
(2009年9月虎姫)
マキノ町小荒路の高木氏圃場、田植え前の田んぼには
トラクターの跡の他に動物の足跡が点々と・・・
この山の向こうに在原の集落があります。
山間部に属するマキノ町は綺麗な水源で、ビオトープの水も
澄んでおります。動物避けのネットを設置している田畑が多く
シカやイノシシなどの被害も否めません。(マキノ町小荒路)
私とほぼ同年代の高木氏のご自宅は西近江路(R161)の
小荒路T字路付近です。
息子さんと大規模農業を展開していますが、田植えの準備で
大勢の従業員と忙しく働いておられました。(マキノ町小荒路)
福井の県境はすぐそこに、876mの三国山方面
高島トレイル(分水嶺)もこの山を超えれば・・・・
(マキノ町小荒路)
春のメタセコイア街道、直線距離が長いので快適です。
早朝、このちょっと手前でサルの親子に遭遇しことが有ります。
(マキノ町牧野)
悠々と流れる水路は、比良山系から流れる石田川より
取り入れています。
若狭湾へ通ずる若狭街道沿いに糟貝さんの圃場はあります。
(今津下弘部)
地域の方にも生きもの田んぼをアピール、
ここにも共生のサイクルが・・
(今津下弘部)
農家や動物にはゴールデンウィークも日曜もありません。
(今津下弘部)
ザリガニが増えてしまいましたが、
あのカスミサンショウウオは何処へ
行ったのでしょうか?
(今津浜分)
圃場には絶えず動物の姿が・・・(今津浜分)
水をかけながら種籾を自動的に蒔きます。(今津浜分)
堀田副会長は究極の大豆みずくぐりで醤油を
仕込んでいます。
(今津浜分)
温湯消毒機の中には、古代米の籾が・・・
チャレンジ精神旺盛な堀田副会長、
日夜いろいろなことを考えています、
頑固な農家の宿命でしょうか。
(今津浜分)
育苗機の中で発芽を促進させます。(今津浜分)
堀田さんも仕事を離れればやさしいお爺さん、
孫の為に都会では少なくなった“こいのぼり”が
元気に泳いでおりました。
(今津浜分)
上原酒造にて酒米の渡舟使用“不老泉”を購入。
有名な木桶天秤絞り(きぶねてんびんしぼり)も
分かりやすく解説(新旭)
収穫された酒米の稲も品種によって
酒の味も違ってくるのです。
全てこだわりぬいた契約栽培の酒米
米の良し悪しは、育苗で決まる、
どんな農作物でもそのような言葉を
よく耳にします。
(安曇川)
田村副会長は苗作りの名人で、訪れた日も
法事のあとでしたが、帰宅すると即、長靴に
履き替え、気になる育苗箱の様子を見に行きます。
ポット育苗箱に無農薬のササニシキ。
(安曇川)
圃場での苗床は、水の管理は楽ですが、
ハウス内が40度を超すとアウト!なので
温度管理が大変!四六時中絶えず
気にしていないといい苗が
出来ないそうです。
(安曇川)
石津さんがいるとの情報で、捜しましたが会えませんでした。
大勢で賑わっているのは栃の木の植樹祭です。
(新旭)
函館山の近くでは田植え真っ最中です。(近江今津)
琵琶湖周航の唄を聞きながら、“周航そば”を食べる。
入っている具材には意味があります。
湯葉が波を表し、その上をニンジンで作った観光船が走り、
かまぼこが竹生島、その波間を鮎やモロコが
泳いでいる様子を天ぷらで表現している。
近くの記念館も無料で見れるので
一度訪れてみては・・
(近江今津)






トップに戻る
このページトップに戻る

19.たかしま生きもの田んぼ米 産地合同視察⑫

平成24年8月12日(日)~13日(月)

たかしま生きもの田んぼ米屋の会としての4回目の合同視察。
参加店舗は、当店(2名)の他に小田原の志村屋さん、吉祥寺のかない米店さん、原宿の小池精米店の阿部さん、
大阪からぷちショップ上牧店の富田さんの5店舗6名です。
今回は、魚道設置というとても興味深い体験をさせてもらえるという話で喜び勇んで参加しました。急遽お盆の時期に設定した為
途中の東名から名神高速道路が大渋滞!前夜に出たのに高島入りが昼近く、何とか集合時間に間に合いましたが、運転もこれだけ長い
と疲れます。しかしその疲れも吹き飛ばす位の楽しい思いをさせてもらいました。詳しくは本文を・・・

マキノの高木さん圃場の水源はこの川から
大型ビオトープも健在!稲も
出穂(しゅすい)が始まって
います。
画面中央の水中に黒く見えるのが
アカハライモリです。
稲穂の中に見える雑草(オモダカ)
新旭駅11:30集合、その後水鳥センターへ移動
同センターで昼食、ご飯は梅村会長の育てた米です、おかずもこだわりの食材で琵琶湖の水鳥を見ながら美味しくいただきました。
さて、いよいよ魚道の設置です、6mに及ぶ
大型魚道は、水路から落差が大きい為
このように長いものを設置します。
しっかりと寸法を測り溝切りした畦へ
ジャストフィット!
私が手にするのはミミズです、ちょっと土を
掘ればすぐに見つかります。
栄養の豊富な土壌に適合した
生きもの田んぼの大切な動物の一種です。
この長さまで伸びれば今年は豊作かな?とは、
堀田副会長
スコップを手にする大阪の富田さん、
誰よりも楽しそうで暑さも忘れて汗を
流していました。
後日富田氏は「前回の魚道設置の
楽しかった事を思うとそれをどう
面白く伝えようかと四苦八苦する、
その作業もまた楽しいのです。」

との言葉に私は、
鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
さあ、いよいよ田んぼから水を流します。
この黒い腕は梅村会長です。
ライス8アクションのプレートを付け、
地域の方へもアピールします。
帽子をかぶる梅村康彦さんと水面への
調整をしています。
水位の変動に対応出来るよう取り入れの
個所は可動式、これはアミタ本多氏の
アイディア。
その本多氏は必ず網を用意、
様々な魚や水生動物を捕らえるのも
少年の心を持つ彼の性格ですね。
特注の枝を付けた玉網です、
これを持って電車に乗るそうですが、
はたから見ると、かなり怪しい??
今では珍しいタガメも容易に捕れます。
前の触角が太鼓を打つ格好に見えるので
“タイコウチ”とはこれいかに・・・先端が
2本づつになっていて表面張力で
酸素を取り入れるそうです。
水はけをよくするために溝切りを施しております。
休憩とミーティングを田村副会長の
農舎で行いました。
スイカや美味しいご馳走を沢山
いただきました。手前から
梅村康彦氏、
釆野哲氏、
田村勇氏、
堀田金一郎氏
アウトドア系月刊誌“ビーパル”の取材も入り
カメラマン兼記者は動植物に関しての
スペシャリスです。ト
圃場の整備も昭和58年に施行され、
記念の石碑が設置されております。
田村副会長所有農舎の目の前に石碑が、
裏にはこのように書かれています。
農舎の2階に上がると安曇川の景色が一望に・・
滋賀県の中では最も広大な水田地域です、
前方に福井方面
右手が琵琶湖側です。
ご存知“亀カエルスロープ”
いかにも働いているようですが、
格好から入る小島のパフォーマンス
なんです・・・・
流れが弱いのか水温が高いのか、
濁りも取れない設置したばかりの
魚道へスイスイとメダカが
入ってきました。
メダカは、1年中産卵を繰り返します。
これは“ミズオオバコ”の花、
水路の水が綺麗な証拠です。
新しく設置した魚道の底近くにはヨシノボリの稚魚が・・
梅村会長の田んぼから水路へ流れて
琵琶湖へ続きます。
ライス8アクションの
プレートもよく目立ちます。
農業にとって水は命です、ポンプで
汲み上げる為、1反当り数千円の
使用料が掛かります。
もうタニシが居ついておりました、
イチョウウキゴケも田んぼから
流れてきています。
石津氏の米を使った“不老泉”は絶品。
木槽(きぶね)天秤しぼりで有名な
上原酒造の店構え。
幸運にも天秤で絞った酒粕を購入
できました。普通の酒粕と違って
ユルユルです。
水がいいのは当たり前!
先ずは店内の湧き水を
試飲します。桶の下には
コイがゆうゆうと
泳いでいます。
日本海に近く豪雪の地域なので、
町中の至る所に融雪パイプが
設置して有ります。
今津の堀田副会長隣の圃場、
ポッカリ稲が無くなっているのは
何故だろう?
『琵琶の長寿』は堀田副会長生産の
山田錦使用池本酒造は
近江今津駅近くの商店街にあります。
 池本酒造の店先にも湧き水が
常時流れています。





20.たかしま生きもの田んぼ米 店頭イベント!第5弾!
平成24年11月24日(土)、たかしま米の告知イベント、
今年も昨年同様、溝の口の森精米店さん、宿河原の小島米店さんと
当店の3ヶ所同時開催です。近所ではもう評判になっている毎週土曜開催の“プチイベント”ですが、たかしま生きもの田んぼ
のPR活動もますます活発になってきました。。
今回はベテラン農家の足立さんと若手の代表格糟貝君が当店の担当で寒い中頑張ってPRに努めていただきました。
すっかり定着してきた青大豆のみずくぐり蒸し大豆をはじめ手作りおはぎや炊き込みごはんに加えて生きもの田んぼ味噌、
甘くて軟らかいみずくぐり納豆(カップ)、青大豆きな粉、アドベリージャムなども試食販売で盛り上がりました。やはり本当の
美味しさは素材から違う!しかもオール無農薬、農産物の作り手が説明すれば説得力も増します。

それでは、写真を見ながらご説明しましょう。

試食を配る足立(左)さんと糟貝君(右)
今回は天然わら納豆の入荷が無かった為、カップ納豆を販売
原料は同じみずくぐり、粒の大きさで驚きますが
甘味と旨みは最高です。
梅村会長が展開しているグリーン藤栄製
生きもの田んぼで採れた滋賀羽二重もちのよもぎ丸餅
地域の方もお待ちかね、安全で
美味しいものを常に求めています。
たかしま生きもの田んぼ米をはじめ
アドベリージャムや餅を販売
あの青大豆のみずくぐりで作った
生きもの田んぼ味噌も数量限定
最後に記念撮影、遠くからお疲れ様でした。




21.たかしま生きもの田んぼ米 産地視察⑬
平成26年7月20(日)~21日(月)
久々のたかしま訪問は夏場の時期です、今年は雨続きとのことでしたが高島入りすると同時に回復してきて午後には晴れ間も見え
てきました。何時ものコースですがまずは、髙木圃場から、そして堀田氏の田んぼ、続いて梅村会長宅、25年産最後の米を置き場にて
引き取り。今回会長に案内してもらったのは、昨年の台風で被害のあった深見さんの圃場。けっして興味本位で見学したわけでは
ございません、ご理解下さい。翌日は是永氏の朽木地区を回ってきました。詳しくは写真の説明で確認下さい。

緑のじゅうたんの先、山の麓に見えるのは黄金の観音様?、
何度も通っているのに初めて気が付きました。
(高島市マキノ町)
髙木氏の生きもの田んぼでもやはりコナギが多いようです。
何故か手前側の畦近くに沢山見られます。(マキノ町)
アゾラで多い尽くされた堀田副会長の圃場は晩生(オクテ)
の品種ササニシキか?おそらく6月後半の田植えでしょう。
動物の楽園大型ビオトープも健在(今津浜分)
カスミサンショウウオの卵が見つかったビオトープには
ガマの圃が密集していました。(今津浜分)
田植え後の除草をしたにも関わらず、
雑草(オモダカ)の勢いは止まりません。
(今津浜分)
アミタ持続研のプロデュースにより様々な表彰も
プロジェクトの評価の高さを物語っております。
http://syokuryo.jp/award/award12/list/sokushin.html#sec05
有機農法研究会事務所にて
田村副会長の農舎が新設されました、
最新鋭の設備が導入されていることでしょう。
田村さん次回見学させて下さい
(安曇川)
一昨年設置した魚道も夏場はこのとおり、
春先には綺麗に整備します。(安曇川)
お忙しいのに梅村会長から圃場案内や
お話を聞かせてもらいました。(安曇川)
田んぼの管理は万全、細かく栽培記録が記されています
(安曇川)
昨年(25年)の9月16日台風18号の猛威は
安曇川の支流「鴨川」の決壊を引き起こしてしまい、
研究会メンバーの深見さんの田んぼに甚大な
被害が出てしまいました、目の前の光景を見た瞬間
言葉を失いました。会長の話によると辺り
一帯が広い泥の海になったそうです。
(安曇川町宮野)
外周5メートルは有りそうな切り株が何個も流れ
着いていました。この田んぼの復旧には2-3年は
掛かるそうで、深見さんにとっては死活問題、
深刻な状況にR8アクション(基金)を利用する
ことは出来ないでしょうか?
(安曇川町宮野)
現在は禁止されていますが以前は土葬で葬っていたそうです。
この墓地のすぐ右手(下流)が決壊現場(安曇川町宮野)
普段はこのようなせせらぎで穏やかなのに
記録的な大雨による被害が出てしまいました。
左は崩れた土手を修復、正面の土手が
決壊したところ、上流の橋から撮影
(安曇川町宮野)
水路との段差を解消する魚道、ばっちりフィットして、
自然にもマッチしております。(今津浜分)
安住の地を見つけたように、
最近珍しくなったタニシも
居ついております(今津浜分)
よく見えないですが琵琶湖に通ずる水路には
稚鮎が元気に泳いでいます。(今津浜分)
畦の草刈り中、手を止めてくださり
申し訳ございませんでした。堀田副会長とも
しばしお話をさせてもらいました。
(今津浜分)
糟貝くん、この幼虫がなんだか解りました?
水路の昆虫、後でメールで教えて下さいネ?
ガムシの幼虫だそうです。(下弘部)
デザインもgood!研究会の看板は
遠くからでもけっこう目立ちますね。
(下弘部)
圃場整備の進んでるこの地域は、
生産者みんなで水路の清掃や
みちぶしんなどで美観を保っております
(下弘部)
早生種は既に出穂(しゅっすい)から登熟へと向かっております。
(下弘部)
若狭街道からこの看板が目印、あいにく糟貝くんにはお会い
出来ませんでしたが、そのかわりメッチャ綺麗で可愛い
お嫁さんにお会いできました。ラッキー!(下弘部)
是永さんの牛がお出迎えしてくれました。
ご本人には偶然お会い出来ましたが、
残念ながら挨拶のみでお話は
伺えなかったです。今度ゆっくり・・・
(椋川)
里山という言葉が絵に書いたような地域ですね
左の茅葺屋根がおっきん交流館
(椋川)

中干しをしている田んぼが多かったです(椋川)

ということで、いつもながらの突然の訪問で
驚かせてしまいますが農家さんのありのまま
の姿が垣間見れ意外な発見が多いんです。
いい米を作る為一生懸命頑張っている
姿を見て、こちらも産地を愛する想いで、
消費者には伝えなくてはと、
売る側として、いつも思って
おります。

又、ブラッと寄りますので気軽に対応して下さいね。


22.たかしま生きもの田んぼ米が景品に・・

今回は、産地の視察ではなく、茨城県牛久市にある『牛久自然観察の森』のイベントの景品に
当店のたかしま生きもの田んぼ米を使用していただきました。

当店に偶然お見えになって取り組みの説明をしたところ、インタープリターの木谷さんが感銘を受けられ
ぜひ使わせてくださいとのことで、イベント当日生きもの田んぼ米を積み込み家族で見学させてもらいもした。
詳しくは、写真説明でどうぞ。
WEBサイトは、http://www.ushikukankou.com/ushikushizenkansatsunomori.htm

牛久自然観察の森”では、次第に失われつつある身近な自然環境と、動物・植物のいのちがしっかりと息づいています。
光と水と緑に包まれ、鳥の声に耳を傾け、花の香りをかいでみましょう。
森の中、池や川の中にもいのちのやさしさ・たくましさが生き生きと
育まれています。

センター入口
H27年森のしんぶん春号http://www.city.ushiku.lg.jp/data/doc/1436074817_doc_124_1.pdf
参加者に当店の生きもの田んぼ米をプレゼント
最後にちょっとだけたかしまの取り組みを
紹介させていただきました。
たかしま有機農法研究会のリーフレットなども配布してくれました。
たかしまでも見かける水生昆虫「タイコウチ」
都会ではなかなか見れなくなった「ヤゴ」
沢山の大きな水槽があり、まるで自然の川のような状態を
作り上げています。
インタープリターの木谷さん、水槽のセッティングを
丁寧に子供達に説明しています。
ここにも自然環境に関してのスペシャリストがいました。
時にはジョークも交えて楽しくレクチャー。
比較的小さな水槽ですが、生き物のことを考えてセッティングを
することが重要だと感じました。
日本の昆虫見本も展示。
館内には、小さな子どもでも木のぬくもりを感じながら
遊ぶ設備もあります。
広大な敷地の入口です。
無料の駐車場から歩いても2-3分でしょうか?
バードウオッチングの趣味がある方は打ってつけですね。
広い敷地内は自然がそのまま、夏は涼しいので一度お出掛け
ください。